ここ数年間でまつ毛エクステ「マツエク」は急速に進化しています。店舗数も増える一方、安全性や技術面でのトラブルで、問題視されるサロンも多くなっています。マスカラいらずで、印象的な目元が作れるマツエクを安心して受けられるようにサロン選びのコツを伝授いたします!
1. マツエクのメリット・デメリット
メリット
- マスカラを塗る手間が省け、軽いメイクでOK!メイク時間の短縮になります。
- スッピンでも目元の印象がUPするので、そのまま外出可能です。
- 汗や水にも強いので、プールや海などのアウトドアでも美しい目元をキープできます。
デメリット
- エクステの重みやグルーにより、自まつ毛が抜けやすくなったり、傷んだり、自睫毛に負担をかけることがあります。特にまつ毛が細く弱い方は、抜けやすいなどの可能性があります。
- グルーやエクステの素材にアレルギー反応を起こすことがあります。特に敏感肌の方やアレルギー体質の方は注意が必要です。
- うつ伏せ寝や、目元を擦ったりするとエクステが取れやすくなるので、日常生活での注意が必要です。
- 生活スタイルや個人差もありますが、マツエク後はほぼ最初の1週間は綺麗な状態をキープできますが、約3週間前後でマツエクが取れたり、バラバラの方向を向いたりしてくるので、定期的なメンテナンスが必要です。
- 衛生管理が不十分なサロンでの施術は、結膜炎や眼瞼炎などの眼病を引き起こす可能性もあります。

2. 安全性
- わたしも20年ほど前まで、マツエクの施術をしていましたが、その頃は免許など必要ありませんでした。ですが今は、マツエクは美容師法で定められた美容行為なので、「美容師免許保持者」がいること、保健所の基準を満たした衛生管理がなされているかの「保健所登録済みのサロン」の2点が重要です。
- 目元のデリケートな部分の施術になるので、店内全ての備品やトイレ、ベッド、器具などが消毒・滅菌されていて清潔かを確認しましょう。
- マツエクやグルー(専用接着剤)は高品質で低刺激、安全性の高いものを使用しているか。ご予約の際、スタッフに確認してみましょう。最近では、低刺激で安全性の高いグルーの開発が進み、アレルギー反応のリスクが軽減されてきているみたいです。
- まつ毛や皮膚に直接触れる消耗品は、新品を使用しているかも確認しましょう。
各サイトやホームページ上では、記載がない場合がほとんどですが、ホットペッパービューティ掲載サロンは美容所登録がされているようです。不明な場合は安全性は特に重要なポイントなので、是非確認するようにしてください。
3. 技術力
- 経験年数が長いほど、施術時間が短く、まつ毛の負担も軽減され、マツエクも長持ちします。ですが、お客様の回転率を上げるためにスピード重視のサロンもあるので、平均的な時間(60分で平均80本〜120本前後)で終わるサロンを選びましょう。
- カウンセリングを省くサロンは避けてください。お客様の希望や仕上がり、皮膚アレルギーの確認など、しっかりとしたカウンセリングを行うことは、まつ毛エクステの仕上がりや、持ちの良さにもつながり、肌や目元のトラブル防止にもつながります。不安な点は遠慮なく相談しましょう。また、施術後のケア方法や注意点など、丁寧な説明があるかも確認しましょう。
- 料金形態の確認や、口コミなどもチェックしましょう。

4. マツエクの最新トレンド
最近はまつ毛パーマの再ブームや、自まつ毛を育てる効果の高いまつ毛美容液などの登場で、マツエクから遠のいている方もいるようですが、ナチュラルなのに盛れる「ナチュラルマツエク」束間を作る「ワンホンマツエク」の中国系デザイン、瞼をリフトアップできるマツエクまで登場し、また若い世代の間でもマツエクは再ブームとなっているようです!
- 初心者さんにオススメなのが、「ナチュラルマツエク」長さ、太さ、カール感を自まつ毛に近いものを使用することで、スッピンでも違和感なく、印象的な目元を作ることができます。従来の盛り盛りデザインよりも、より自然で繊細なデザインも主流になっています。初心者さんはなりたい雰囲気の写真などを持参して相談されることをオススメします。
- 「LEDマツエク」専用のLEDライトと接着剤を使用してエクステを付着させる技術です。従来のまつ毛エクステと比べて持続力が高いとされています。通常のマツエクの持ちが3〜4週間のところ、LEDマツエクは6〜8週間程度なので、約2倍は持ちが良くなりますね!また、固定力が早く優れているため、取れやすい下まつ毛のエクステにもオススメです。注意事項としては、通常マツエクよりも料金が高めに設定されているサロンが多いようです。また、LEDは光を使用した施術になるので、紫外線アレルギーがある方は注意が必要です。場合によっては目元に赤みや炎症が起きることもあるようです。
- 中国系デザイン「ワンホンマツエク」中国で大人気になり、TikTokやInstagramなどでも良く見かけます。束間を持たせ、メリハリをつけた話題のデザインです。派手なデザインからナチュラルなデザインまで使い分けられるのもポイントですが、エクステが取れてくると、デザインが崩れてしまうのがデメリットでもあります。ですが、まつ毛が少ない、一重でも目元をパッチリさせたいなど様々なニーズにも対応できるので、中国風メイクが好きな方にはオススメですね。また、束間演出という意味で似ているデザインは「マンガラッシュ」漫画に出てくるキャラクターのように、ハッキリ、パッチリしたデザインもあります。
- まぶたを持ち上げる効果があるものとしては、「アイラインエクステ」最初に短く、濃さの出るエクステを使用し、まぶたの形状を作ることでアイライン形成が可能です。「ラグジュアリーリフトカール」根本を立ち上げてからエクステを付ける方法です。どちらも、一重の方、奥二重の方、まぶたのたるみが気になる方にオススメですよ。
マツエク以外でも、まつ毛パーマに似た「ラッシュリフト」まつ毛にカールをほとんどつけず、根本からまつ毛をしっかり立ち上げることで、まつ毛が短めの方も長さを最大限に見せることができ、目元を大きく、魅力的に見せることができます!
これらのメリット・デメリットをよく理解した上で、マツエクを安全に楽しんでください!